女性の美容の基本がスキンケアです。
肌は第一印象に大きな影響を与えるからです。
スキンケアの中でも保湿は特に重要なものです。
お肌の保湿力には個人差があります。
一般的に脂性肌、普通肌、乾燥肌の3種類に分類されます。乾燥肌の方は保湿を頑張っても効果が出なくて悩んでいる人も少なくありません。
保湿の方法でお悩みの方に知ってほしいのが2つのタイプの化粧品の使い分けです。
1つのタイプは浸透力の高い保湿剤です。
お肌の角質にしっかり浸透してタップリ潤いを与える化粧水や乳液です。
潤いのある角質層は細胞がふっくらとして、細胞と細胞が密着します。すると角質内部の水分が蒸発しにくくなります。
しかしこれだけでは十分な保湿とは言えません。
角質に浸透した保湿成分は、やがては乾燥してしまいます。
乾燥するとお肌の表面のキメが崩れて密着していた細胞間の隙間が広がり、やがては角質の内部にあった水分も蒸発してしまうのです。
するとお肌はガサガサして、いわゆる敏感肌になりトラブルが多くなってしまいます。
そういうことにならないようにするには、角質を充分保湿した後にお肌の表面をカバーして水分を蒸発させない保湿剤が必要なのです。
お肌をしっかり守るためなら、浸透せず蒸発しにくい性質が必要です。
保湿の最後の仕上げに使う保湿剤は浸透せずに肌表面にとどまるオイル系の化粧品です。
化粧品の浸透力を決める要素の1つが化粧品の粒子の大きさです。
浸透力を重視するなら近年注目されるようになったナノサイズの粒子を持つ化粧品は有効です。
また浸透してはいけない化粧品の粒子は比較的大きいサイズであることが大切です。
浸透力の強い保湿剤と浸透しない保湿剤を組み合わることが効果的な保湿になります。